いつもブログを拝見いただきありがとうございます。

今日はお薬の管理にお困りの方へ、大学病院医師より周知をと直々にお達しが来た（うちの妻なのですが）ため、その方法についてお話させていただきます。

■一包化調剤とは■

同じ服用時点のお薬を、まとめてパッキングする方法です。朝食後なら、その時点に服用するお薬を同じ包装のなかに入れていくので、まとめて入れることで、10錠１シートのPTP包装での管理をしなくてもよくなります。ですので、一包化ご希望の方については、医師の診察の際に一包化希望であることをお伝えいただければ、医師は処方箋の備考欄などに一包化調剤の指示を追加してくれます。ここまではご存知の方も多いのではないでしょうか。

薬剤師は普段よりお薬のアドヒアランス（服薬状況）の確認をさせていただいております。このとき重要なのが、

・きちんと毎日飲めているか？

だけではないのです。処方箋上1回分量として処方されているお薬の倍服用していないかなどを、残数から読み取ります。思った以上に減りが早いなどにも注意を配っています。

■結局飲み間違いやすい要因のひとつは、診療科が増えた時■

診療科が増えてくると、各病院・クリニックでお薬をそれぞれ一包化してもらったとしても、朝に服用しなければならないお薬が３～５個の一包化されたお薬ってことございませんか？これも実は服薬誤りの原因になるのです。

では、どうするか？全ての一包化をさらに一包化するということが可能なのです。

こうすれば、よりお薬を間違いなく使用することができます。是非とも皆さん、ご活用してみてくださいね！！

全ての病院にまとめて一包化するなどの連絡をしたり、残薬を調整しながら一包化を作っていくため、調剤の時間としてはかなりお時間を頂くケースもありますので、ゆとりをもって薬局に調剤をお願いしてみてください。

当薬局でもこの一包化は対応していますので、ご希望の方は是非ともお薬手帳をもってご相談をお待ちしています。日本では服用されていないお薬の総額が、小さい国の１年間の国家予算にもなると言われています。少しでも飲まれないお薬をなくすことを目的に、皆さんで小さなことから取り組んでいきませんか？

■健康相談もお受けしております！■

オンライン・お電話でのご相談もお受けしております。

■薬剤師紹介■

二の宮馬上薬局の馬上雅光です。

漢方薬や健康食品を用いて、店頭試飲を通じてその場で体調の変化を感じていただくことで目の前の症状を取らせていただいてきました。二の宮馬上薬局を頼ってくださる皆様のために、１杯の漢方薬に願いを込めてお出しさせていただきます。

【経歴】福島県いわき市出身。実家は3代続く薬店。大学卒業後、薬剤師資格を取得。大学院に進学後は、研究の日々を過ごす。不調を抱える方のお悩みを解決に導く対面業務に興味があったことから、卒業後は病院での経験を積むため、茨城県日立市の中核病院に入職。病院では脳神経系をはじめ、循環器・消化器系の疾患など、幅広い知識を身につける。その後、実家近くのがん拠点病院にて、悪性腫瘍を抱える患者さんへの治療について学ぶ。調剤薬局で保険調剤に関する経験を経て、2021年1月に茨城県つくば市にて二の宮馬上薬局を開局し、現在に至る。

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